2011年9月12日月曜日

276 陶芸家との出会い

過日、「放射線と生活」の講演を聴いてくださいました笠間焼の陶芸家さんと御縁ができました。ちょうど、ポーランドからの先生が滞在されておられるので、急ではありましたが、見学をお願いいたしましたところ、快くお受けいただきました(展覧会前のお忙しいところすみませんでした)。実際にお会いすると、本当に柔和な雰囲気をお持ちの方で、ときおり、いたずらっぽく輝く目が印象的な方でした。地震で、壊れてしまった登り窯をみながら、”自然の力はすごいね”とおっしゃられる姿は、なんだか私達に力を与えてくださるような感じの方でした。登り窯は壊れていますが、ガスの窯を新しく作られ(ガスの窯は、ガスの配管と外枠のフレーム以外は、お手製だそうです)、御訪ねした時は、ちょうど初窯の作品が出来上がったときでした。初窯は、その窯にとって1回きりのこと、そんな作品を見ることができ、これも何かの御縁と、1つだけ酒器を求めました。白磁の酒器は、手になじみ、窯からの授かり物もいただいた素敵な酒器です。この酒器からも、素敵な気持ちが伝わって、力を与えてくれるような感じです。