ベラルーシ、イギリス、ドイツ、フランスによって刊行された「長期汚染地域の住民のための放射線防護の実用的手引き」をいただきました。分かりやすく書いてあり、しかも、地域における取組みも紹介してあり、ためになります。その中に、ヨーロッパにおける食品中の放射能許容濃度の考え方が書いてありました。
濃縮された食品や乾燥食品の上限値は、すぐに摂取できるような水で戻した状態で適用されるみたいです。
日本のお茶、乾燥海産物や、乾燥芋などの乾燥品もこのように考えてみてはいかがでしょうか。下の表は、ヨーロッパにおいて、短期的汚染で有効となる規制値の表です。ノルウェーでは、長期的汚染に対して、管理された状況で、少量であれば、汚染された食品の摂取を認めるという精度が実施されたようです。ベラルーシでも、いくつかの食品の汚染上限値を住民の摂取量に基づいて設定しているとのことです(京都大学放生研ニュースレター増刊参照)
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京大放生研ニュースレター増刊「長期汚染地域の住民のための放射線防護の
実用的手引きから抜粋 |