一昨日あたりから、急に冷え込み始めました。昨日、レストランに勤める友人から聞いた話では、急に気温が代わると、人の行動が抑制されるそうです。寒さが続くと、また行動が活発化するのだそうです。人間も魚も同じ自然の営みに動かされているような気がしました。たぶん、生物多様性のことで一番大切なことだと思います。
昨日、今日と雨が降っています。大洗、那珂湊で待機していたサケが雨の合図で、一気に遡上開始するのではないでしょうか。11月いっぱい、サケの遡上にともない、川の中は賑わいます。鳥や多くの動物が、自然というテーブルに招待され、恵みの秋を満喫していきます。12月に入ると、川は静けさを取り戻します。やがて、ヤマメの降海型であるサクラマスが、太平洋への大航海に備えて、銀色に輝きながら降りてきます。川にとどまるヤマメ達は、その姿を見送り、数年後の再開を期します。昨日、Facebookを通して、友人のローレンスからメッセージが入りました。北米原産のニジマスが海に行って大きくなって帰ってくるのをスティールヘッドとよびますが、このスティールヘッドは、遠くは日本海まで旅に出るみたいです。秋が深まってくると、ドライフライでのスティールヘッドフィッシングに思いを馳せます。