昨日、茨城県鉾田市の稲からセシウム137が約50ベクレル/kg検出されましたが、2006年の農業環境技術研究所の報告を参考にすると、精米するとおそらく1/3くらいには減少すると思われます。1963年の白米では、セシウム137が全国平均で4ベクレル/kgだったそうです(このときの水田土壌は、39ベクレル/kg)。
では、今回の鉾田のお米を精米した時、1/3になったと仮定すると、約17ベクレル/kgになります。200gでは、3.4ベクレルとなります。これは、自然に存在し、普段に食べている食品中(量も普段の量)の放射性カリウム40の放射能よりも少し低い値です。規制値はともかくとして、私達が自然に摂取している放射性カリウム40の放射能と比較すると、健康への影響を考えるときの参考になるのではないでしょうか。ちなみに、放射線は、自然も人工も、その性質に区別はありませんし、放射性カリウム40は、放射性セシウム137と同じようにベータ崩壊して、ガンマー線をだします。