266 新米と放射性セシウム
秋の収穫を迎える準備が、進みつつある中、放射線に関する話題も活発になってきています。特に、今年のお米の状態についての心配が大きいようです。昨日、茨城県内の約500ベクレル/kgの放射性セシウムを含む水田土壌で育った稲の放射能測定をしました。稲穂、茎・葉、根を別々に測りましたが、どの部位にも、放射能はないことがわかり、とりあえず、一安心というところです。ちなみに、1963年は、核実験による放射性降下物が最も多かった年なのですが、そのとき収穫された白米には、4.2ベクレル/kgの放射性セシウム137が含まれていたそうです。でも、これは、降下してきた放射性セシウムが原因であるものがほとんどだろうと考えられていますので、今回の非検出という結果もある程度うなづける感じです。