2011年4月24日日曜日

228 行動する科学者と放射線

レントゲンが、X線を発見し、体の中を見たりすることができるようになりました。第一次世界大戦が始まった時に、X線の検査装置は、権威のあるわずかな病院にしかありませんでした。傷ついた人たちのX線検査のために、研究室の装置をかき集めて、病院にセットしたのが、キュリー夫人でした。でも戦場だけでなく、被災した現場で使えるX線の装置が必要でした。キュリー夫人は、研究室のX線装置を車に積み、移動式の、まさにレントゲン撮影車をつくったのです。そして、キュリー夫人の研究仲間達は、X線撮影技師となって働いたのです。私は、そんな行動する科学者であったキュリー夫人を、どんな科学者よりも尊敬せざるを得ないのです。さて、放射線は、怖いものでもあり、私達の生活に必要となったものでもあります。そんな、放射線の研究に大きな貢献をしたキュリー夫人の伝記「キュリー夫人伝」(白水社)を次女のエーヴ・キュリーによってが書かれています。伝記としてだけでなく、リーダーとは、知識人とは、どのような存在であるかなどの示唆に富んだ、いい本です。抜粋して学生さん達にも読み説いてみたいとおもいます。