3月23日に水戸で降った雨水は、ヨウ素131で、5000ベクレル/Lでした。これをシーベルト単位に直接換算することは難しいのですが、もしこれだけの雨水を1L飲んだとするという大変な仮定をして換算すると、総被ばく線量は約110マイクロシーベルトになります。これは、基準値である1ミリシーベルトの10分の1です。
雨が体にあたった事を考えた場合のことも考えてみました。雨が体の露出部分に直接ふれる量を評価する事は難しいので、とっぴな仮定をしてみます。 つまり、飲んだり吸ったりすることなく水中に裸でいたとすると、線量率は0.167マイクロシーベルト/時(大雑把に換算しています) になります。もし、露出した部分だけが外部被ばくしたとすると、もっと小さな値になります。いずれにしても基準値である1ミリシーベルトからすると、とても小さい値ですし、日常、自然から被ばくしている2.4ミリシーベルトと比較すると、更に小さな値となります。
3月30日の雨水の放射線量は、1Lで、0.051マイクロシーベルト/時でしたので、その影響はさらに小さくなってしまいます。