親しき仲にも礼儀ありということわざがあります。もちろん、意味は、どんなに親しい仲でも、それに乗じて礼儀を尽くさずにいると不仲になってしまうということなのですが、もう少し、考えてみました。
親しい仲にあるもの同士が礼儀を尽くすのは、その意味において、大切なことであるとして、親しい仲にあるものの外に対して、どのように礼を尽くすのかは、その2番目の意味にならないでしょうか。親しきもの同士の礼儀をもって、その周囲との礼儀に広がるようにするというような感じが、新しい時代のコミュニケーションのありかたの一つであるような気がしています。