2010年11月20日土曜日

Mountain Journal-108 坂本龍馬と岩崎弥太郎とフライフィッシング

NHKの大河ドラマで龍馬伝をやっています。その中に、イギリスの商人トーマス・グラバーが登場します。グラバーは、スコットランドのアバディーンというとても美しい町の出身です。彼は、明治維新に大きく関与しただけでなく、日本の国に、イギリス発祥のフライフィッシングを紹介しています。そして、その発祥の地となるのが、スコットランドの原風景とよく似ているとグラバーが気に入っていた、日光戦場ヶ原です。思わぬところに、フライフィッシングとの御縁があります。明治の初期には、日光は、マス釣りの名所としても海外に紹介されます。渦中の人物、グラバーは、明治維新の頃、事業に失敗し、後藤象二郎の会社に入ります。でも後藤も事業に失敗し、岩崎弥太郎に助けられます。そして、グラバーは三菱の社員となります。このころから、奥日光に足繁く通うようになったみたいです(福田和美著・日光鱒釣紳士物語)。そして、フライフィッシングを初めとして、日光の発展に大きな足跡を残したようです。