2010年10月30日土曜日

Mountain Journal-80 四半的(しはんまと)

私の故郷は、九州の日南です。日南には、古くから、四半的という弓道があります。的の大きさが、4寸五分、弓の大きさが、4尺5寸、的までの距離が、4間半というものです。
これは、れっきとした伝統武術なのですが、市民の間にも広く浸透しているものです。私の実家にもおいてありました。祖父、父からきいた話によりますと、的に当たると、焼酎を飲めるというユニークなルールがあります。当然、よくあたる人は、たくさん飲んで酔っぱらいますから、次第にあたらなくなり、あんまりあたらない人が次第に優勢になって、飲めるようになります。結局は、みんなが焼酎を飲んで、楽しく過ごすというものですね。宮崎の日南市飫肥(おび)を訪ねられると、四半的、体験できます。

でも、誤解のないようにしておきたいので、れっきとした武術としての四半的弓道のことが書いてあったサイトがありましたので、そちらも御覧ください。

http://www.rak3.jp/home/user/tenmanguu/
http://www.miyazaki-cci.or.jp/nichinan/sihanmato.html

それから、宮崎の愉快な風習であるかっぼ酒・南交・四半的紹介しているサイトがありました

http://www.kanko-miyazaki.jp/unit/kura_47/index.html