NASAが新しく見つけた微生物は、ヒ素がDNAに使われているというものでした。さきほど、インターネットのニュースで、やはり、疑問があるという発信があったことが報じられていました(http://wiredvision.jp/news/201012/2010120923.html)。通常は、専門誌の上での論争が中心なのですが、今回は、その発見があまりにも大きなインパクトであったということもあり、インターネット上での公開論争が先にスタートし始めました。つい最近、インターネットで科学というもののあり方や権威の位置づけが、変化しつつあると、お知らせしたところです。
ここで、間違えてはいけないのは、科学は、最終回答ではないということなのです。そして、公表される科学的事実とその解釈は、時代の流れとともに、変化を受けることが少なくないということです。科学というものは、必ず第3者の手によって、再検討(再現)されることが必要です。再現できなく、異なる結果が得られるかもしれません、でも、再検討し、より高い可能性の考えに到達することができるようになるのです。