装置の一部は,こんな感じです。一番右の四角い箱が、半導体の青色レーザーです。GaN(中村修二さんの発明ですね)のレーザーで、発振波長が405nmです。左側にある鏡にうっすらとブルーの光を確認できると思います。この鏡は、500nm付近の光をほぼ100%反射する鏡です。このような鏡を使わないと、レーザーの光を効率よく、測定部分まで導くことが大変になります。昨夜も遅くまで学生さんががんばって、どうやら、血液の中のタンパク質であるヘモグロビンのシグナルを捕まえることができたみたいです。装置の調整が終わると、次は、いよいよあの例のナイフの測定準備です。顕微鏡用に使っているCCDカメラがあるので、装置の途中に、CCDカメラを入れて、画像も見れるようにしようと思っています。そうすると、試料のどこにレーザーがあたっているかを確認できます。