2011年4月24日日曜日

229 子供達を放射線被ばくの影響から守る方法Ver.4

今、福島県では、子供達に対する放射線の影響が問題となっています。そこで、子供達への影響を小さくし、また、生活環境も変化させる事のないようにするには、どうしたらいいかを考えてみました。このマニュアルは、他の地域でも、放射性物質の降下が心配されるときには利用できると思います。

1,放射線のサーベイメーター(シンチレーションサーベーイメータがベスト)を使って、学校や町の放射線量マップを作って、放射線量が高い場所には近寄らせない。放射線量は、結構ニ、三百メートルで変わります。子供達にも、落ち葉が集まる場所とかを聞いてみるといいと思います。もちろん、校庭も、数十メートル単位で調べるといいと思います。

2. 校舎の中で放射線量の一番低いところを、低学年の子供に。校舎の上層階は、三階くらいになると、放射線量が半分くらいになります。場所によっては、低層階でも、放射線が低いところがありますので、とにかく一番低いところを低学年の子供達にです。

3. 子供達の実際の生活環境をきちんと把握すること。外に何時間いて、家の中には何時間。頻度の高い場所は、放射線量をモニターすることによって、子供達の被ばく状況を管理できる

4. 子供達の実際の生活空間の放射線量を足し合わせて、1年間における累積量を、見積もること。

5. 放射線の性質を教えること。

6. 雨水のようなたまり水は、早めに捨ててしまいましょう

7. 子供達にも一緒に考えてもらうこと。

8. 放射線量率の高い場所を見つけたら、その場所の土や砂をサンプリングして、ガンマ線スペクトロメトリーを依頼して、放射性核種が、何なのか、放射能がどの位あるのかを調べてもらい、把握すること。

9. 放射線の高い場所の土を取り除くときには、そんなに大量のものをとらなくても大丈夫だと思います。念のために、きちんと、測りながら、取り除く量を考えるといいでしょう。

10. 放射線を測るサーベイメータは、正しく使う方法を習えば、誰でも使えるものです。資格もいりません。

要は、誰かが決めたものではなくて、自分たちの科学的行動によって、考えることだとおもいます。放射線影響の数値の根拠は、個人差も大きく、特に外部被ばくについては、大人のような基準を作ることが、とてもむずかしいです。それから、子供達の生活空間を大幅に変えることも大変なリスクを抱えているとおもいます。